2009年11月12日
自作!菌糸ビン作成!菌糸瓶の作り方 菌糸の増やし方
せっかくの南西も釣りにいけないんじゃ意味がない。
というわけで今回は菌糸増殖編?
とりあえず、『あれもこれもそろえて〜』というより、まず今あるもので『すぐにでも菌糸いじりてー!』
という方向き!?な、おそらく最低限仕様になっているのであしからず。
ネット等で菌糸ブロックの瓶詰めは結構見かけるものの、菌糸自体の増やし方をあまり見かけなかった。
菌糸ブロックをくずして詰めるだけでもいいのだが、ブロック買って、瓶買って・・・
と考えるとあんま割安感なくね??
最初っから瓶詰めされているものでも結構安く売っている。
もちろん素材やクオリティーの違いもあるんだろうけど。
なによりブロック崩してそのまんま瓶につめるだけじゃ、いまいち自分で作った感が足りない。
なんとな〜く賛同いただける方は続きをどうぞ↓↓↓
準備するもの
菌糸ブロック、菌糸を詰める瓶類、殺菌用エタノール、クヌギ等広葉樹マッ
ト、ビニール袋数枚、ゴム手袋、洗面器等の器、あと画像には入ってない
けど水。あ、あとスプーンか。
1
まずは菌糸ブロックの封を開け、周りの白い部分を剥がしていきます。パン
用のナイフが使いやすいと聞きましたが、手でも容易に剥がすことができ
ると思います。
ひとつ注意点として、素手ではなく手袋をして作業を行うことです。
これは菌糸の成長の妨げとなる雑菌等の混入を防ぐためです。案外気に
しなくてもうまくいくこともあるようですが、自分は手袋をしたうえでエタノー
ルで殺菌してから作業しています。
ちなみにわけわからん菌?が混入すると悲惨な仕上がりになります。
2
きれいに白い部分を剥がし終わったら、ブロックをビニール袋にブッコみ
ます。
ビニール袋は新品を使った方が無難でしょう。
3
ビニールの外側からブロックを揉みほぐします。できるだけダマが無くなる
様にします。
ここでは爪等を引っ掛けて袋に穴を開けてしまわないよう、注意してください。
4
後は瓶に詰めるだけです。くどいようですがスプーン等詰めるときに使う
器具は殺菌しておいた方が無難です。
5
瓶に菌糸を入れては押し固めて、といった作業を繰り返します。
専用のプレス機や、ハンマー等の柄を使って押し込んでいくほうが力が
入りやすくて楽かとも思いますが、まぁ指でも大丈夫です。ただ、幼虫が
3齢で、蛹室を作ることが前提の場合はできるだけガチガチに詰めてやっ
たほうがいいみたいです。
ちなみに指で押し込む場合、瓶を回しながら押し込んでいくと比較的均一
に詰めていけます。
6
瓶の8割程詰めれば十分でしょう。
上面をできるだけフラットにしてやったら後は菌がよく回るように空気穴を空
けるだけです。
よく真ん中にズドンと開いているタイプを見かけますが、自分は細い穴を
3箇所ほど空けてやります。
菜箸等細長い棒を垂直に底まで挿してください。
真っ直ぐに力を入れないと折れることがあるので要注意です。
くどいようですが、念のため菜箸も殺菌しています。
7
あとは蓋をして完成です。
今回は最初から空気穴のある新品の専用瓶を使いましたが、代用として
食品等の瓶を使う場合は蓋に空気穴を空けてください。
そして、空けた空気穴に雑菌等の侵入を防ぐためにフィルターを付けてください。
専用のタイペストも決して高いものではありませんが、ぶっちゃけティッシュ
でも大丈夫です。
季節にもよるとは思いますが、5日位もあれば十分ではないでしょうか。
右画像のように全体が真っ白になれば完成です。
ここまでが菌糸ブロックの瓶詰め作業です。
8
ここからは菌糸を増量させる作業です。
今までの瓶詰めで中途半端に余ってしまった場合、あるいは最初から丸ご
と増量を狙う場合。
とりあえず、ここでは倍にする前提で話を進めていきます。
まず使う菌糸と等量のフレーク(今回はクヌギを使用)を電子レンジで滅菌
します。
フレークをビニール袋につめ、しっかり口を閉めて5分程加熱して下さい。
袋が破裂しないよう注意が必要です。
滅菌が終わったらあらかじめ用意しておいた洗面器等に移してやるわけで
すが、この器も念のためエタノールで拭いて置いてください。
9


ちなみに添加剤等はこのタイミングで入れてやります。
この後加水するわけですが、添加剤が固まっているとダマになってしまう
のでよくかき混ぜて下さい。
特に何も使わない場合はこの工程は飛ばしてください。
10


加水してよくかき混ぜます。
水道水を使う場合は、まぁカルキ抜きしてやったほうが虫にはやさしいの
ではないでしょうか??
加水する量ですが、自分もネットで検索しているころ一番よく見たのが
20%という数字でした。
ただアバウトな自分としては右画像のようにフレークを握った時、一応形
は残るけど触ればポロポロと崩れてしまう位、を目安にしています。
11


さぁここまで来れば、もう一息です。と、記事を書いている自分に言い聞か
せているわけですが。
ここで、菌糸を入れてやります。やたら何度も言っていますが、やはり菌を
均等に回していくためにもよくかき混ぜて下さい。
そして混ぜあがったフレークを4〜7の工程のように瓶に詰めて完成です。
菌の回るスピードですが、フレークに対しての割合が少なくなればその分
時間がかかるようです。
今回のように倍にした場合、ブロックだけのものに対して大体1〜2日遅れ
位で完成します。
また、フレークはクヌギを使用しましたが、コナラやブナなどメジャーどころ
はもちろん、広葉樹は広く使えるらしいとの話も聞きました。
そのうち変わり種でも作ってみたいと思ってる今日この頃です。
なんか随分まじめな内容になっちまったなぁ・・・
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